中央アジアのナパバレーといわれる、
寧夏自治区 賀蘭山東麓。
ここで誕生した
21世紀のニューワールドワイン。

寧夏の奇跡

中国で最も注目されているワイン産地が「寧夏(ねいか)自治区賀蘭山東麓」。ここは西夏文字などの高度な文化で知られる西夏王朝が隆盛を誇った地で、ワインツーリズムの拠点としても脚光を浴びています。

この地は、年間降水量が200ミリ以下と極端に少ない乾燥地帯です。標高1200mの高地にあり、年間日照量は3200時間。こうした環境ですので害虫や疫病の発生がありません。テングリ砂漠に囲まれているため、ブドウ栽培の大敵フィロキセラも寄せつけません。

オーガニックな栽培に適しており。さらに昼夜の寒暖の差が大きくことから糖分の高いブドウを育てることができます。いわばブドウ栽培の理想郷です。こうしたことから、モエ=シャンドンなどの欧米のワインメーカーも続々と進出中です。

欧米の評価も高い陽陽国際ワイナリー

専門家絶賛

理想のワインを送り出すために

寧夏陽陽国際ワイナリーのオーナー、何宏(フーホン)氏は、寧夏地区で最大の「西夏王ワイナリー」にて長年ワイン醸造責任者として働いていました、自分の理想のワインを世に送り出すため、寧夏賀蘭山東麓地区で寧夏ヤンヤン国際ワイナリーを2011年に設立しました。

現在では600ヘクタールの自社ブドウ畑を有し年間200万本のワインを生産し、欧米や香港などのワインジャーナリストから高い評価を獲得しております。

テングリ砂漠で囲まれた特殊な環境では害虫フィロキセラの侵入がなく、世界のワイン産地では常識となっているアメリカ産ブドウによる接ぎ木を今のところ必要としていません。このため、現在では大変珍しい100%ヴィティス・ヴィニフィラのワインとなります。ブドウ品種についても他品種のブレンドが全くなく、大変ピュアなワインが実現しています。

努力の逸品

想像を絶する地道な作業が結実

砂漠気候であるため寒暖の差が激しく、冬の夜間には摂氏マイナス20度まで気温が下がってしまいます。強烈な寒さからブドウの樹を保護するために、剪定の終ったブドウの樹は人力で土の中へと埋められます。中国の他の産地では見られないこのような地道な作業が「寧夏回族自治区賀蘭山東麓産ワイン」を中国最高峰の高品質ワインとする大きな要素となっています。

寧夏省は中国で最も所得の少ない地域の1つとして挙げられています、1980年代にスタートしたワイン産業は順調に成長し、現在では石炭産業に次ぐ主要産業となっています。寧夏ヤンヤン国際ワイナリーでも漢族をはじめとして回族などの様々な少数民族合計500名以上の従業員を雇用しています。さまざまな民族が協力することで素晴らしいワインが生み出されています。

収穫時の評価一覧

直近の収穫段階の評価を下記にご紹介させていただきます。

2018年

遅摘み傾向、発酵完了時の色は深い紫色、鮮やかで魅力的な色彩、厚みのあるタンニン、適度な酸味、良好な熟成性、樽出し12ヶ月の樽熟成、ワインからのオークの香りと濃い果実のアロマが一体となり、アロマは豊かで複雑、タンニンはしっかりとしていて力強くフルボディ。

2019年

近年で最も素晴らしいヴィンテージは、11月の収穫でブドウの熟度が良く、若いが深い紫紅色の色合いで、目立つフルーティーなアロマ、生き生きとした中太のボディ、豊かなタンニンが特徴の良いヴィンテージでした。

2020年

春には異常気象にさらされ、ブドウの芽が凍ってしまい、収量が半減近くになってしまいました。しかしながら、以後はブドウは健康に育ち問題なく成熟しています。ブドウ自体は小粒ですが良質なものです、通念に比べ早く収穫を始めます、生産量は少ないですが質の良いワインとなりそうです。

少しでも中国・寧夏について知っていただきたくて、現地の写真特集もまとめております。下記のページで、寧夏の世界をお楽しみください。

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